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PCセキュリティ四方山話

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アンチウィルス、アンチスパイウエア等PCセキュリティに関する四方山話

偽診断ソフト現る!?

本日は診断ソフトを装ったスパイウェアを紹介したいと思います。
偽診断ソフト現る!?_e0224062_183227.jpg

そのスパイウェア名はdiagnostic。和訳すると診断という意味があります。diagnosticの読みはダイアグナスティック。ディアグノスティックという感じでも発音されるかと思います。

ちなみに、パソコンメーカーや部品メーカーもよくこのdiagnosticという名前の付いた診断プログラムを出します。ハードウェア診断プログラムとしてパソコンに内蔵されているわけです。

感染すると、PCを立ち上げたとき図1のようなアイコンがデスクトップに現れます。
特徴として、やたらとパソコンが重い、操作がほとんどできない、タスクマネージャがきかないといった症状がでます。もうこの時点で危険な匂いがプンプンです。

次にスキャンを実行している様な画面がパソコンの画面いっぱいに表示されます。
(勿論、スキャンは実行されませんし、表示のエラーは実際のものではありません。)
スキャンが終了すると結果が表示されます。
『Fix Errors』をクリックすると、あたかもエラーを修正しているかの様な画面になります。
最後に再起動するか画面が出て、どれかボタンを押すとWindowsが強制的に再起動します。
*MSCONFIG(システム構成)やタスクマネージャーは起動しません。
*デスクトップやドキュメント(もしくはマイドキュメント)内のファイルやフォルダの属性が隠しファイルとなり、表示されなくなります。

以上がdiagnosticの仕事です。やはり、信頼のおける起動の軽いウイルススキャンソフトを導入しておきたいですね。

では、もし感染してしまった場合、どのように対処するのか!それはまた明日更新したいと思います。
by spysweeper | 2011-04-05 18:05

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